現在、私がサロンで行うメニューの中に
肉体へ働きかける薬理的・心理的なものとは違う、
チャクラやオーラといった目には見えないスピリチュアルな領域へ働きかけるアロマセラピーがあります。
私が、アロマセラピーを勉強し始めた当初(10年程前)、
薬理的効果・心理的効果の他に「精油には、もっと目に見えない力がある」と信じていました。
私の体感として、精油を手にしたとき温かさや冷たさ、重く感じるもの軽く感じるもの様々な感覚がありました。そして、重い香りを放つ精油が、私のエネルギーを上昇させ、軽い香りを放つ精油が、下降させ、またエネルギーが大きくなる感覚もありました。
精油から感じるこの感覚は、私自身のエネルギーバランスを知るきっかけとなり、エネルギーの状態に応じて精油を使い、エネルギーと心の調和を良い状態へ導きました。
このことを説明できるに至る間には、〈サトルアロマテラピー〉の出会いがありました。
精油とスピリチュアルのつながり
精油は、自分たちの身を守るための防御機能、子孫繁栄につながる誘引忌避作用を持っています。ケモタイプのようにその土地の環境適応能力、そして独自に進化していく力があります。精油は、原料となる植物自体の生命エネルギーが凝縮したものです。
先人たちは、この精油の溢れるパワーを使っていました。
“香り”は“見えないもの”、だから“存在”が“見えないもの”神や高次元の存在と交信するために薫香・インセンスとして利用されてきました。
古代エジプトでは、香油・香水を使い儀式に用いられ、ギリシャでは戦士たちが存在感を高めるために香り使ってきました。イスラムでは、至上の喜びを感じられるとして香りを使用してきたのです。
また、錬金術師たちは、不老不死の霊薬<エレクシル>だと言い、蒸留器によって精油を手に入れようしました。
このように精油の見えないパワーは、歴史からみても信じられてきたということを知りました。
精油のサトルエネルギー・ヒーリング
精油は、それぞれのエネルギーを持っています。
このエネルギーの性質を知っていれば、成分のブレンドだけでなくクライアントのエネルギーレベルでのブレンドも可能です。
例えば、エネルギーを整える、強化する、クレンジングなど様々な状態に使えます。
それには、セラピストが的確な精油を選ばなければなりませんが、それを選べるようになると、クライアントにとって必要なエネルギーレベルでの精油は、必然的に嫌な香りになることはほとんどありません。
的確に選ばれた精油を使うことで、精油のエネルギーとクライアントのエネルギーが一体化する、クライアントのチャクラが動く、頭頂から足までエネルギーが上下するなど様々なことが起こります。
必要に応じて起きるエネルギーの動きは、クライアントを瞑想状態にし、深いリラックスを与えました。そして、良い状態へと導かれたエネルギーは、心のバランスを整え感情や思考をポジティブなものにし、その後の生活をより生きやすい状態にしてくれました。
精油のスピリチュアルな性質は、【記憶】とも大きく関連していました。
精油の産地と同じ出身の方と全く違う出身の方が同じように嗅いでも心へと届く感覚は全く違ったものでした。また、幼い日のころに共に過ごした植物の香りは、より深いスピリチュアルなところへと届きました。
一人のクライアントは、生まれた間のない頃の記憶が蘇ると言っていました。また、嫌な思い出を持つ香りを嗅いだクライアントは、痛みや苦しみといった感情があふれてきました。
植物が環境適応能力を持ち、その土地にとって必要な形へと進化したように、エネルギーレベルでもクライアントの必要なところへと届き、感情の解放や幼き自分への癒しを起こしました。
これにより精油には、私たちの感情を変化させる力があり思考を変換させる力があるのだということが分かりました。
スピリチュアルからみた精油を知る
私は、セッションを8年程してきましたが、見えない精油の力をたくさんの人へ伝えたいと2014年からスクール体制をとりました。
過去の受講生たちの様子は、精油のスピリチュアルな部分に触れ、自身の思考・感情が大きく変化していくものでした。何度も涙を流し、笑顔が増え、共に学ぶ仲間を信頼する。すべては、サトルアロマテラピーを学ぶ過程において、「自分を見つめる」ことの大切さを知り、自分本来の心の声が聞ける状態になったのです。
私自身もサトルアロマテラピーを学び、人生の流れの中で多くの答えを受け取ることが出来ました。そして私を成長させてくれました。
スピリチュアルな観点から精油を見つめ、アロマセラピーの新たな発見と私自身の新たな発見をみつけませんか?